「車の燃費が悪い?」よくある原因や対策をトヨタディーラーが紹介|燃費を改善する方法とは
2021.05.17
「車の燃費が悪い?」よくある原因や対策をトヨタディーラーが紹介|燃費を改善する方法とは
お車の燃費は経済的にとても気になるものです。また、最近話題のSDGsの目標でもある環境にも影響することなので、興味をもっている方も多いのではないでしょうか。この記事では一般的に燃費悪化につながる要因と改善策について紹介しています。

1.燃費とは
1.1 1ℓのガソリンでどれくらいの距離が走れるかの目安
燃費の計算方法は
走行距離(km) ÷ 消費したガソリン(ℓ) = 燃費(km/ℓ)
燃費が良いほど少ないガソリンで長い距離を走行できます。
1.2 燃費測定方法① メーターの燃費表示
最近のお車にはメーターに燃費表示がありますが、これを使って燃費を確認する際に注意点があります。
それは、どのタイミングから計測しているか。通常「平均燃費」と表示している場合が多いですが、後述する「冬場は燃費が悪化する」のように、冬に燃費が悪くなった数値をずっと引きずってしまう場合があります。自分の燃費計測したい期間を意識してリセットすることが大切です。
1.3 燃費測定方法② 満タン法
メーターに燃費表示がない場合に有効な測定方法です。
≪やり方≫
①ガソリンを満タンにしたタイミングで「トリップメーター」を0kmにします。
②満タン後は、通常どおり車を使用します。
③ガソリンが無くなり、再度満タンまで給油します。
その時の「トリップメーター」と「ガソリンが何リットル入ったか」で計算します。
≪計算方法≫
トリップメーターで計測した距離(km) ÷ ③で給油したガソリン(ℓ) = 燃費(km/ℓ) となります。
注意点は②でガソリンをなるべく使い切ってから③の給油をする事です。
なぜかというと①と③の満タンの量をまったく同じにすることが難しいため、少ない給油量で計算すると誤差が大きくなるためです。
2.燃費が悪くなる「車」の原因
2.1 ブレーキの故障
ブレーキの故障には「ブレーキが効きづらい」の他に「ブレーキが効きっぱなしになる」ものがあります。これはブレーキを踏んだ時に錆などが原因でブレーキが解除しなくなるもので、ずっとブレーキが効いている状態です。ブレーキが効いたままでは、走行の抵抗になりますので燃費が悪化します。クリープ現象※があるかどうかを確認することで簡易的な点検が可能です。
※クリープ現象とは・・・シフトをDレンジにして、アクセルもブレーキも踏まない状態だとゆっくり前進する現象。
2.2 O2センサーの故障
O2センサーとはエンジンにガソリンを適正量噴射するためのセンサーです。これが故障していると必要ないほどのガソリンを噴射して燃費が悪くなることがあります。お車の法定点検を受けることで故障の有無がわかります。
2.3 燃料漏れ
当然ですが、燃料漏れがあると燃費が悪化します。ただ、燃費計測方法でお伝えした「メーターの燃費表示」には影響せず、「満タン法」で計測したときに数値として現れてきます。ですが、最近の車は燃料漏れを起こすことは稀ですし、漏れたとしてもガソリンには安全対策のため「臭い」がつけられていますので、燃費悪化になる前に臭いで気が付く場合がほとんどです。
2.4 タイヤ空気圧低下
タイヤの空気圧が極端に減っていると、走行の抵抗になりますので燃費が悪化します。自転車がパンクしているとペダルが重くなるイメージです。定期的に空気圧の点検を行うことが必要です。
2.5 エンジンオイルの劣化
エンジンオイルはエンジンをスムーズに動かすために必要な潤滑油です。エンジンオイルが劣化するとエンジンの性能が充分発揮できず燃費が悪くなります。また、重大な故障につながりますので定期的な交換が必要です。
ネッツトヨタ道都は札幌を近郊に18店舗
お車の不具合や気になる事を無料で診断致します。お気軽にご予約ください!!
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3.燃費が悪くなる「使い方や季節」
3.1 急加速や急ブレーキはやっぱり燃費が悪化する
急加速や急ブレーキのような無茶な運転は燃費が大きく悪化します。加速する時はゆっくりとアクセルを踏み込み、エンジン回転が上がり過ぎないようにします。また、急ブレーキは燃費に影響しないように思いますが、前方に赤信号が見えたら早目にアクセルを戻すことで、ガソリンの無駄な消費を抑えるとともに急ブレーキも回避できます。特にハイブリッド車はゆるやかなブレーキを続けることでハイブリッドバッテリーを充電することができ、加速のエネルギーに使用することができますので燃費向上に繋がります。
3.2 渋滞は燃費に悪影響
渋滞している時は急加速も急ブレーキもありませんが、なぜ燃費が悪くなるのでしょう。
燃費は「走行距離」に対しての「ガソリン消費量」で決まりますので、渋滞は進む距離が短い為、無駄にガソリンを消費してしまいます。また、発進とブレーキを繰り返すため燃費が悪化します。
3.3 重い荷物の積みっぱなし
荷物が積んであることで車が重くなると、加速する時に多くのガソリンが必要になります。特に発進とブレーキを繰り返し使用するような街中での走行で燃費が悪化します。自転車に荷物が積んであると発進する時が一番重くて、スピードに乗ると重さを感じなくなるのがわかりやすいですね。
3.4 暖機運転はよい?悪い?
暖機運転をした方が燃費が良くなると思っている方も多いと思いますが、半分正解で半分間違いです。確かにエンジンが冷えてる状態ではガソリンを多く噴射するので、その瞬間の燃費は若干悪くなりますが、走行しないのにエンジンをかけている方がトータルでは燃費が悪くなります。冬場に車内を温める程度に活用するのが良いでしょう。
3.5 冬場はなぜ燃費が悪くなる?
冬は燃費が悪くなる状況がたくさんありますので順番にご紹介します。
①暖機運転が多くなる。
②渋滞が発生しやすい。
③雪が深い場合やザクザク路面だと、走行の抵抗になる。
④ワイパーやエアコンの使用が多く、また、暗くなるのが早いので電気の使用量が多い。電気はエンジンにより発電しているので、電気の使用量が多くなると燃費が悪化します。
⑤ハイブリッド車の場合、ヒーターの為にエンジンがかかる頻度が多くなる。
このような理由により、冬場は燃費が悪くなります。特にハイブリッド車は夏場の燃費が良い分だけ特に悪くなったように感じます。
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4.燃費を良くするには
燃費が悪いとき、次の内容で改善できる場合がほとんどです。
①重い荷物を減らす
②急な操作をしないで安全運転に努める
③お車のメンテナンスをしっかり受ける
④暖機運転をほどほどにする
お車のメンテナンスはネッツトヨタ道都にお任せください!!
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5.ま と め
お車の燃費悪化の原因と対策について紹介しました。車の燃費性能は確実に向上していますが、使い方やメンテナンスを気にすることでも燃費向上につながります。燃費が良くなることは地球にもおサイフにもうれしい事ですので、是非実践してみてください。
お車の燃費は経済的にとても気になるものです。また、最近話題のSDGsの目標でもある環境にも影響することなので、興味をもっている方も多いのではないでしょうか。この記事では一般的に燃費悪化につながる要因と改善策について紹介しています。

≪もくじ≫
1.燃費とは
1.1 1ℓのガソリンでどれくらいの距離が走れるかの目安
燃費の計算方法は
走行距離(km) ÷ 消費したガソリン(ℓ) = 燃費(km/ℓ)
燃費が良いほど少ないガソリンで長い距離を走行できます。
1.2 燃費測定方法① メーターの燃費表示
最近のお車にはメーターに燃費表示がありますが、これを使って燃費を確認する際に注意点があります。
それは、どのタイミングから計測しているか。通常「平均燃費」と表示している場合が多いですが、後述する「冬場は燃費が悪化する」のように、冬に燃費が悪くなった数値をずっと引きずってしまう場合があります。自分の燃費計測したい期間を意識してリセットすることが大切です。
1.3 燃費測定方法② 満タン法
メーターに燃費表示がない場合に有効な測定方法です。
≪やり方≫
①ガソリンを満タンにしたタイミングで「トリップメーター」を0kmにします。
②満タン後は、通常どおり車を使用します。
③ガソリンが無くなり、再度満タンまで給油します。
その時の「トリップメーター」と「ガソリンが何リットル入ったか」で計算します。
≪計算方法≫
トリップメーターで計測した距離(km) ÷ ③で給油したガソリン(ℓ) = 燃費(km/ℓ) となります。
注意点は②でガソリンをなるべく使い切ってから③の給油をする事です。
なぜかというと①と③の満タンの量をまったく同じにすることが難しいため、少ない給油量で計算すると誤差が大きくなるためです。
2.燃費が悪くなる「車」の原因
2.1 ブレーキの故障
ブレーキの故障には「ブレーキが効きづらい」の他に「ブレーキが効きっぱなしになる」ものがあります。これはブレーキを踏んだ時に錆などが原因でブレーキが解除しなくなるもので、ずっとブレーキが効いている状態です。ブレーキが効いたままでは、走行の抵抗になりますので燃費が悪化します。クリープ現象※があるかどうかを確認することで簡易的な点検が可能です。
※クリープ現象とは・・・シフトをDレンジにして、アクセルもブレーキも踏まない状態だとゆっくり前進する現象。
2.2 O2センサーの故障
O2センサーとはエンジンにガソリンを適正量噴射するためのセンサーです。これが故障していると必要ないほどのガソリンを噴射して燃費が悪くなることがあります。お車の法定点検を受けることで故障の有無がわかります。
2.3 燃料漏れ
当然ですが、燃料漏れがあると燃費が悪化します。ただ、燃費計測方法でお伝えした「メーターの燃費表示」には影響せず、「満タン法」で計測したときに数値として現れてきます。ですが、最近の車は燃料漏れを起こすことは稀ですし、漏れたとしてもガソリンには安全対策のため「臭い」がつけられていますので、燃費悪化になる前に臭いで気が付く場合がほとんどです。
2.4 タイヤ空気圧低下
タイヤの空気圧が極端に減っていると、走行の抵抗になりますので燃費が悪化します。自転車がパンクしているとペダルが重くなるイメージです。定期的に空気圧の点検を行うことが必要です。
2.5 エンジンオイルの劣化
エンジンオイルはエンジンをスムーズに動かすために必要な潤滑油です。エンジンオイルが劣化するとエンジンの性能が充分発揮できず燃費が悪くなります。また、重大な故障につながりますので定期的な交換が必要です。
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3.燃費が悪くなる「使い方や季節」
3.1 急加速や急ブレーキはやっぱり燃費が悪化する
急加速や急ブレーキのような無茶な運転は燃費が大きく悪化します。加速する時はゆっくりとアクセルを踏み込み、エンジン回転が上がり過ぎないようにします。また、急ブレーキは燃費に影響しないように思いますが、前方に赤信号が見えたら早目にアクセルを戻すことで、ガソリンの無駄な消費を抑えるとともに急ブレーキも回避できます。特にハイブリッド車はゆるやかなブレーキを続けることでハイブリッドバッテリーを充電することができ、加速のエネルギーに使用することができますので燃費向上に繋がります。
3.2 渋滞は燃費に悪影響
渋滞している時は急加速も急ブレーキもありませんが、なぜ燃費が悪くなるのでしょう。
燃費は「走行距離」に対しての「ガソリン消費量」で決まりますので、渋滞は進む距離が短い為、無駄にガソリンを消費してしまいます。また、発進とブレーキを繰り返すため燃費が悪化します。
3.3 重い荷物の積みっぱなし
荷物が積んであることで車が重くなると、加速する時に多くのガソリンが必要になります。特に発進とブレーキを繰り返し使用するような街中での走行で燃費が悪化します。自転車に荷物が積んであると発進する時が一番重くて、スピードに乗ると重さを感じなくなるのがわかりやすいですね。
3.4 暖機運転はよい?悪い?
暖機運転をした方が燃費が良くなると思っている方も多いと思いますが、半分正解で半分間違いです。確かにエンジンが冷えてる状態ではガソリンを多く噴射するので、その瞬間の燃費は若干悪くなりますが、走行しないのにエンジンをかけている方がトータルでは燃費が悪くなります。冬場に車内を温める程度に活用するのが良いでしょう。
3.5 冬場はなぜ燃費が悪くなる?
冬は燃費が悪くなる状況がたくさんありますので順番にご紹介します。
①暖機運転が多くなる。
②渋滞が発生しやすい。
③雪が深い場合やザクザク路面だと、走行の抵抗になる。
④ワイパーやエアコンの使用が多く、また、暗くなるのが早いので電気の使用量が多い。電気はエンジンにより発電しているので、電気の使用量が多くなると燃費が悪化します。
⑤ハイブリッド車の場合、ヒーターの為にエンジンがかかる頻度が多くなる。
このような理由により、冬場は燃費が悪くなります。特にハイブリッド車は夏場の燃費が良い分だけ特に悪くなったように感じます。
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4.燃費を良くするには
燃費が悪いとき、次の内容で改善できる場合がほとんどです。
①重い荷物を減らす
②急な操作をしないで安全運転に努める
③お車のメンテナンスをしっかり受ける
④暖機運転をほどほどにする
お車のメンテナンスはネッツトヨタ道都にお任せください!!
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お車の不具合や気になる事を無料で診断致します。お気軽にご予約ください!!
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5.ま と め
お車の燃費悪化の原因と対策について紹介しました。車の燃費性能は確実に向上していますが、使い方やメンテナンスを気にすることでも燃費向上につながります。燃費が良くなることは地球にもおサイフにもうれしい事ですので、是非実践してみてください。
